日国友の会

ストラトスフィア

読者カード 項目 2023年02月01日 公開

2021年11月21日 ubiAさん投稿

用例:地上約十一粁の高さ以上に於て特別な所謂成層圈(ストラトスフェアー)の存在する事である。
『高層氣象の硏究(I)』 1912年11月 寺田寅彦
語釈:〔名〕(英 stratosphere)《ストラトスフェアー》「せいそうけん(成層圏)」に同じ。

コメント:項目が載っていないようなので。ルビでの例です。ちなみにデジタル大辞林には「ストラトスフィア」で立項されています。初出(大正元年十一月、東洋學術雜誌)とあります。

編集部:第2版では、立項されませんでした。ちなみに、「成層圏」の語釈は「対流圏と中間圏の間にあるほぼ安定した大気層。高さ約一〇キロメートルから五〇キロメートルに及び、雲はなく西と東の風が交替で吹く。気温は上層が零度に近いが、下層はマイナス五〇度ぐらいである。オゾンが多い」となっています。

著書・作品名:高層氣象の硏究(I)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1912年11月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:102ページ本文10行目〔『寺田寅彦全集第八巻』、一九五〇年一二月五日 第一刷発行 一九八六年三月五日 第二刷〕

発行元:岩波書店