日国友の会



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こげちゃいろ【焦茶色】

読者カード 用例 2022年01月02日 公開

2021年12月25日 とねさん投稿

用例:天窓(あたま)に焦茶色(コゲチャイロ)の切(きれ)を卷いた、恐ろしく眼の光る、唇の厚いのが、重ツ苦しい、まはらぬ舌で、
『堅パン』 1897年5月10日 泉鏡花
語釈:〔名〕(物が焦げたような色であるところから)濃い茶色。黒みがかった茶色。こげちゃ。

コメント:わずかですが遡ります。

編集部:第2版では、島崎藤村『破戒』(1906)の例が早いのですが、さらに、9年さかのぼることになります。

著書・作品名:堅パン

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1897年5月10日

著者・作者:泉鏡花

掲載ページなど:181ページ〔『文芸倶楽部』第3巻第7編〕

発行元:博文館