こげちゃいろ【焦茶色】
読者カード 用例 2022年01月02日 公開
用例: | 天窓(あたま)に焦茶色(コゲチャイロ)の切(きれ)を卷いた、恐ろしく眼の光る、唇の厚いのが、重ツ苦しい、まはらぬ舌で、 |
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『堅パン』 1897年5月10日 泉鏡花 | |
語釈: | 〔名〕(物が焦げたような色であるところから)濃い茶色。黒みがかった茶色。こげちゃ。 |
コメント:わずかですが遡ります。
編集部:第2版では、島崎藤村『破戒』(1906)の例が早いのですが、さらに、9年さかのぼることになります。
著書・作品名:堅パン
媒体形式:雑誌
刊行年(月日):1897年5月10日
著者・作者:泉鏡花
掲載ページなど:181ページ〔『文芸倶楽部』第3巻第7編〕
発行元:博文館