日国友の会



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ポテンシャル

読者カード 用例 2023年02月25日 公開

2021年12月30日 ubiAさん投稿

用例:此の如き面が卽ち此質點の最初の位置を通ずる等ポテンシアル面である。併し等ポテンシアル面上に於ける引力の大さ卽ち重力は必ずしも一定せず、到所異つて居るのが一般の場合である。しかし若しも等ポテンシアル面の形が與へられて居つて其內部の全質量が不變ならば、內部の質量の分布の如何に關せず此の面上に於ける重力の分布は恒同で定まつた者である。此れはポテンシアルの理論の證明する處である。
『地球物理学』 1915年2月 寺田寅彦
語釈:〔名〕(英 potential)(2)数学および力学で、力の場Fの成分をそれぞれFx Fy Fz とするとき、そのx、y、zによる偏導関数がそれぞれFx Fy Fz に等しいような関数uをFに対していう。

コメント:第二版には用例が載っていないので。表記が異なる例ですが。(2)の例といえるでしょうか。

編集部:第2版では、このブランチに用例を添えることができませんでした。力学の例ということになりますね。

著書・作品名:地球物理学

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1915年2月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:83ページ本文3行目〔寺田寅彦『地球物理学』、大正四年二月十五日發行(国立国会図書館デジタルコレクション)〕

発行元:文會堂書店