日国友の会



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ジルコン

読者カード 用例 2023年03月17日 公開

2022年02月13日 ubiAさん投稿

用例:暈の中心にある鑛物は主にジルコン(zircon)であるから、
『地球物理学』 1933年 寺田寅彦
語釈:〔名〕(英 zircon)鉱物の一つ。ジルコニウムの珪酸(けいさん)化合物。組成式ZrSiO4 正方晶系(せいほうしょうけい)で、ふつう正方長柱形をし、透明または半透明。無色・黄色・褐色などで、美しいものは宝石とする。酸化ジルコニウムと石英を熱すると人工的に合成できる。風信子鉱。苗木石。

コメント:第二版では辞書類(1890)のみで、文例が載っていないので。「ゾルコン」は、「ジルコン」の誤植ではないかと思いますので、とりあえず。ちなみに寺田寅彦全集第八巻 一九五〇年一二月五日 第一刷発行 一九八六年三月五日 第二刷 511ページ本文3行目(底本「地球物理學」(岩波全書、昭和八年))では「ジルコン」となっています。

編集部:第二版では、小藤・神保・松島『鉱物字彙』(1890)の例が添えられています。この場合は、「ゾルコン」とある文會堂書店版(1915)ではなく、「ジルコン」とある岩波全書版(1933)を底本としておきましょう。

著書・作品名:地球物理学

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1933年

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:511ページ本文3行目〔『寺田寅彦全集第八巻』、一九五〇年一二月五日 第一刷発行 一九八六年三月五日 第二刷〕

発行元:岩波書店