日国友の会



現在「会員登録」「お問い合わせ」は休止しております。ご不便をおかけしますがご了承ください。(2024年3月28日)

リューダースせん【ー線】

読者カード 用例 2023年03月18日 公開

2022年02月19日 ubiAさん投稿

用例:例へば一本の鐵の試片を伸長すると一見一樣な歪を受けて居るに拘らずリューダース線と稱する模樣を生じる.
『割れ目と生命』 1934年8月 寺田寅彦
語釈:〔名〕(リューダースはLüders ドイツの工学者の名から)《リューダーせん》材料が弾性限界をこえるとき、材料の原子間の結合力の弱い所にできる断層の境界線。

コメント:第二版の用例(リューダー線、1933)より新しいですが、表記が異なるので。

編集部:第2版では、寺田寅彦『自然界の縞模様』(1933)から「リューダー線」の例が添えられています。

著書・作品名:割れ目と生命

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1934年8月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:819ページ19行目〔『理化學硏究所彙報 第十三輯 第八號』、昭和九年八月〕 

発行元:理化學硏究所