日国友の会



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ジェット

読者カード 用例 2023年05月23日 公開

2022年05月05日 ubiAさん投稿

用例:無電を打つた時の火花がその漏洩した水素の噴孔(ジェット)に點火する機會も多くなるという風に說明すれば、
『球皮事件』 1938年9月10日 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕(英 jet) (1)ノズルやパイプなどから、連続的に噴出する液体や気体の流れ。噴流。

コメント:投稿例(1908)よりも新しいですが、ルビでの例なので、とりあえず。初出紙誌不明と「中谷宇吉郎集第一巻(岩波書店)後記」にあり、文末に(昭和十三年一月)とありますが執筆年月であるようなので、「冬の華」の発行日としておきます。

編集部:2008年5月4日付けで、古書人さんに、荒川文六『荒川電気工学 下巻』(1908)から「ジェットコンデンサー」という複合語の形でご紹介いただいますが、単語「ジェット」の例としては、2004年6月28日付けで末広鉄男さんにご紹介いただいている吉田昭作・牧野賢治『世界を変える現代物理』(1963)の例よりも、25年さかのぼります。

著書・作品名:球皮事件

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1938年9月10日

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:257ページ本文1行目〔中谷宇吉郎『冬の華』、1938年9月10日第1刷発行、1993年10月7日第8刷発行〕

発行元:岩波書店