どんしょくさよう【貪食作用】
読者カード 項目 2023年09月19日 公開
用例: | 宿主細胞の貪食作用によって細胞内に入った小型粒子を注意してみると、〔12 ウイルスの増殖のからくりを見る〕 |
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『電子顕微鏡の世界』 1965年 東 昇 | |
語釈: | 〔名〕「しょくさよう(食作用)」に同じ。 |
コメント:項目が載っていないようなので。世界大百科事典の「炎症」の語釈に、「白血球という細胞が細菌や異物を細胞の中にとり込んで溶かしてしまうことを発見した(1892)。この現象を貪食作用という。」とあります。
編集部:第2版では、立項されませんでした。ちなみに、「食作用」の語釈は「細胞が環境から固形粒子を取り入れる現象。根足虫類などの偽足運動による食餌様式など。狭義には白血球が病原菌や異物を細胞内にとり入れて溶かしてしまう働きをいい、食菌作用ともいう。食細胞活動」となています。
著書・作品名:電子顕微鏡の世界
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1965年
著者・作者:東 昇
掲載ページなど:173ページ5行目〔東昇『電子顕微鏡の世界』、1965年8月20日 第1刷発行 1968年4月20日 第4刷発行〕
発行元:岩波書店