かんせいろくまくえん【乾性肋膜炎】
読者カード 用例 2022年11月15日 公開
用例: | 何人かの医者は彼の病にそれぞれ二三の診断を下した。──胃酸過多、胃アトニイ、乾性肋膜炎、神経衰弱、蔓性結膜炎、脳疲労、……… |
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『或阿呆の一生』 1927年 芥川龍之介 | |
語釈: | 〔名〕結核菌の感染などによって起こる肋膜部の疾患。肋膜の間に水がたまる湿性と区別して、水のたまらない型をいう。 |
コメント:遡ります。初出は『改造』1927年、第9巻第10号とあります。
編集部:第2版では、田畑修一郎『医師高間房一氏』(1941)の例が添えられていますが、さらに、14年さかのぼることになります。
著書・作品名:或阿呆の一生
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1927年
著者・作者:芥川龍之介
掲載ページなど:60ページ〔『芥川龍之介全集 第十六巻』1997年〕
発行元:岩波書店