日国友の会

ただみがわ【只見川】

読者カード 用例 2024年02月12日 公開

2022年12月31日 ubiAさん投稿

用例:この種の積雪調査は、一時中絕してゐたが昨年になつて只見川の流域について同じく菅谷博士の手によつて行はれた。それは舊日發の委囑によつて爲されたものである。
『雪は資源である』 1952年 中谷宇吉郎
語釈:福島県西部を流れる川。尾瀬沼を水源とし、新潟・福島県境を北流、山都(やまと)町で日橋川を合わせて阿賀野川となる。流域は有数の豪雪地帯で、融雪期の流量と落差を利用した奥只見、田子倉などの大発電所がある。

コメント:第二版には用例が載っておらず、投稿例(1898)よりも新しいですが、一例しかないので、とりあえず。初出「『国立公園』第二十九号」(昭和二十七(一九五二)年四月一日発行)と「中谷宇吉郎集第五巻(岩波書店)後記」にあります。

編集部:2007年12月3日付けで、古書人さんに、中村五六編『中等地理 日本誌』(1898)の例をご紹介いただいています。

著書・作品名:雪は資源である

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1952年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:282ページ本文3行目〔『イグアノドンの唄』、昭和二十七年十二月二十日 發行〕

発行元:文藝春秋新社