かんちがい【勘違】
読者カード 用例 2023年02月06日 公開
用例: | 爺が身に覚あってチャンと心得てあなたの思わく図星の外れぬ様致せばおとなしく御待なされと何やら独呑込の様子、合点ならねば、是是御亭主、勘違ひ致さるゝな、お辰様をいとしいとこそ思いたれ女房に為様なぞとは一厘も思わず、忍びかねて難義を助たる計の事、旅の者に女房授けられては甚だ迷惑 |
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『風流仏』 1889年 幸田露伴 | |
語釈: | 〔名〕考え違い、思い違いをすること。かんたがえ。かんちがえ。 |
コメント:
編集部:第2版では、樋口一葉『十三夜』(1895)の例が早いのですが、さらに、6年さかのぼります。
著書・作品名:風流仏
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1889年
著者・作者:幸田露伴
掲載ページなど:91ページ2行目〔幸田露伴『はるさめ集』、1907〕
発行元:東亞堂書房