べいてんさんすい【米点山水】
読者カード 用例 2024年03月16日 公開
用例: | 一寸素人放れのした米點山水の繪などが、たくさんある。 |
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『湯川秀樹さんのこと』 1950年 中谷宇吉郎 | |
語釈: | 〔名〕米点を用いて描いた山水画。 |
コメント:第二版には用例が載っていないので。初出「『文藝春秋』第二十八巻第一号」(昭和二十五(一九五〇)年一月一日発行)と「中谷宇吉郎集第六巻(岩波書店)後記」にあります。
編集部:第2版では、用例を添えることができませんでした。ちなみに、「米点」の語釈に「中国の山水画の筆法の一つ。筆を横にして平たく墨点を打つもので、主に南宗山水画に用いられる。北宋の画家米芾(べいふつ)が創始したといわれ、いわゆる米法山水の一技法」とあります。
著書・作品名:湯川秀樹さんのこと
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1950年
著者・作者:中谷宇吉郎
掲載ページなど:11ページ本文11行目〔『花水木』、昭和二十五年七月十五日 初版發行 昭和二十五年十月二十日 四版發行〕
発行元:文藝春秋新社