日国友の会



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うみゆり【海百合】

読者カード 用例 2024年03月17日 公開

2023年02月03日 ubiAさん投稿

用例:岩礁は、岩肌がぜんぜん見えないほど、珊瑚と海百合と海藻とでおおわれている。珊瑚といっても珊瑚礁を作る連中の仲間で、もちろん真紅の本珊瑚ではない。〔1〕
『水中の世界』 1951年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕ウミユリ目に属する棘皮(きょくひ)動物の総称。外観が植物のユリに似て二〇〇~五〇〇〇メートルの深海底に固着して生活し、トリノアシ、シロウミユリ、イボウミユリなどがある。化石種は古生代に繁栄し、密集してウミユリ石灰岩をつくる。

コメント:第二版では辞書類(1884)のみで、文例が載っていないので。初出「読売新聞」(昭和二十六(一九五一)年八月二十日付)と「中谷宇吉郎集第六巻(岩波書店)後記」にあります。

編集部:第2版では、岩川友太郎『生物学語彙』(1884)の例が添えられています。

著書・作品名:水中の世界

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1951年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:136ページ本文9行目〔『黒い月の世界』、昭和三十三年七月五日発行〕

発行元:東京創元社