きょうまく【莢膜】
読者カード 項目 2024年04月01日 公開
用例: | 肺炎双球菌(Diplococcus pneumoniae)には菌の外膜が多糖類の莢膜で包まれ平滑な集落(smooth colony)をつくるS型と、〔第1編・遺伝子の構造〈尾辻望・吉川秀男〉〕 |
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『分子生物学』 1963年 編集者代表 小谷正雄 | |
語釈: | 〔名〕一部の細菌で細胞壁の外側にある層。細菌が分泌する多糖類やポリペプチドからなり、白血球などの食細胞から細菌本体を守る役割を担う。免疫反応を引き起こす抗原性がある。カプセル。(デジタル大辞泉「莢膜」) |
コメント:第二版には項目が載っておらず、投稿例(1956)よりも新しいですが、一例しかないので、とりあえず。
編集部:2022年11月5日付けで、川喜田愛郎『生物と無生物の間』(1956)の例をご紹介いただいていますね。
著書・作品名:分子生物学
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1963年
著者・作者:編集者代表 小谷正雄
掲載ページなど:11ページ22行目〔『分子生物学』、昭和38年4月25日初版発行 昭和38年6月15日再版発行〕
発行元:朝倉書店