日国友の会

ヒストン

読者カード 用例 2024年04月02日 公開

2023年02月16日 ubiAさん投稿

用例:ショウジョウバエでは、ある突然変異がおこると、唾腺染色体上の横縞の部分(真正クロマチン)が失われたり(遺伝学用語では欠失という)、あるいは逆に増加したり(重複という)、することが細胞化学的な方法で明らかにされていたが、Casperssonらはこの真正クロマチンの部分にはDNAとヒストンというタンパク質が多いこと(図1A)、〔第1編・遺伝子の構造〈尾辻望・吉川秀男〉〕
『分子生物学』 1963年 編集者代表 小谷正雄
語釈:〔名〕(英 histone)単純蛋白質の一つ。アルギニン・リジンに富む塩基性蛋白質で、動物細胞核にヌクレオヒストンとして検出される。

コメント:第二版には用例が載っておらず、辞書類からの投稿例(1933)(1935)よりも新しいですが、文例がないので。

編集部:2005年9月17日付けで、末広鉄男さんに、石原純『理化学辞典』(1935)からの例を、2005年10月5日付けで、古書人さんに、日本化学会編『化学語彙』(1933)の例を、それぞれご紹介いただいていますね。

著書・作品名:分子生物学

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1963年

著者・作者:編集者代表 小谷正雄

掲載ページなど:14ページ下から2行目〔『分子生物学』、昭和38年4月25日初版発行 昭和38年6月15日再版発行〕

発行元:朝倉書店