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にじゅうらせんこうぞう【二重螺旋構造】

読者カード 項目 2024年04月02日 公開

2023年02月16日 ubiAさん投稿

用例:WatsonとCrickは、DNAの塩基組成の分析値と、DNAのX線回析像の分析から、つぎのようなDNAの二重ラ旋構造を提唱した。〔第1編・遺伝子の構造〈尾辻望・吉川秀男〉〕
『分子生物学』 1963年 編集者代表 小谷正雄
語釈:DNAの分子構造モデルをいう。ワトソン・クリックのモデルともいう。2本のポリヌクレオチド鎖の糖とリン酸から成る骨格が、共通の軸をもって逆向きに右巻きのら旋構造をとっている。各糖には、アデニン(A)、シトシン(C)、グアニン(G)、チミン(T)の塩基のうち1つが結合している。各塩基はら旋の内側に配置され,2本のポリヌクレオチド鎖のAとT、GとCがそれぞれ水素結合を形成し、10塩基で1回転している。この特徴から、DNA 2本鎖のうち一方の塩基配列が決まれば、もう一方の配列は自動的に決まることになる。(旺文社 化学事典「二重ら旋構造」)

コメント:項目が載っていないようなので。「二重螺旋」はデジタル大辞泉にもあるようです。

編集部:第2版では、立項されませんでした。

著書・作品名:分子生物学

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1963年

著者・作者:編集者代表 小谷正雄

掲載ページなど:16ページ9行目〔『分子生物学』、昭和38年4月25日初版発行 昭和38年6月15日再版発行〕

発行元:朝倉書店