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ひょうげんがた【表現型】

読者カード 用例 2024年04月10日 公開

2023年03月01日 ubiAさん投稿

用例:AABB×aabbのF1に出現したAaBb(異型接合体、heterozygote)に二重劣性の親aabbを戾し交配させたときの組換え型、すなわち表現型がAa、Bbになったもの、の数を総数でわったものの百分率であらわす。その1%組換え率を1単位、または1c Morganと呼んでいる。〔第1編・1・2〈尾辻望・吉川秀男〉〕
『分子生物学』 1963年 編集者代表 小谷正雄
語釈:〔名〕一定の遺伝子型をもつ生物の示す形態的・生理的な性質。これは生物のもつ遺伝子型によって規定されるが、遺伝子型が同じでも表現型が異なるもの、また環境の変化で表現型が変わるものもある。表型(ひょうけい)。

コメント:第二版には用例が載っておらず、投稿例(1937)よりも新しいですが、一例しかないので、とりあえず。

編集部:2010年3月6日付けで、古書人さんに、拓殖・谷田・永野『生物学辞典』(1937)の例をご紹介いただいていますね。

著書・作品名:分子生物学

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1963年

著者・作者:編集者代表 小谷正雄

掲載ページなど:23ページ16行目〔『分子生物学』、昭和38年4月25日初版発行 昭和38年6月15日再版発行〕

発行元:朝倉書店