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ようげんファージ【溶原—】

読者カード 項目 2024年04月13日 公開

2023年03月07日 ubiAさん投稿

用例:このようなファージを溶原ファージといい、〔第1編・1・4・2〈尾辻望・吉川秀男〉〕
『分子生物学』 1963年 編集者代表 小谷正雄
語釈:〔名〕通常は感染力のない状態で細菌内に含まれていたプロファージから、条件によって誘発・生成されるバクテリオファージ。テンペレートファージともいう。毒性ファージの対語。細菌内で増殖し、菌体を破壊する毒性ファージに対し、ファージが細菌の染色体の一部に組み込まれて、菌体を破壊せずに細菌の分裂と同調して増殖するプロファージの状態となることができ、プロファージをもつ細菌を溶原菌という。〈以下略〉(旺文社 生物事典「溶原性ファージ」)

コメント:項目が載っていないようなので。

編集部:第2版では、立項されませんでした。なお、2022年8月6日付けで、山口彦之『遺伝子工学とバイオテクノロジー』(1982)から同義の「溶原性ファージ」の例をご紹介いただいていますね。

著書・作品名:分子生物学

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1963年

著者・作者:編集者代表 小谷正雄

掲載ページなど:46ページ下から6行目〔『分子生物学』、昭和38年4月25日初版発行 昭和38年6月15日再版発行〕

発行元:朝倉書店