エフいんし【F因子】
読者カード 項目 2024年04月13日 公開
用例: | F-の細胞(F因子をもたない)〔第1編・1・4・2〈尾辻望・吉川秀男〉〕(48ページ17行目)大腸菌の性決定に関係しているF因子が自己増殖性の細胞質因子であることを示唆している。〔第1編・1・4・2〈尾辻望・吉川秀男〉〕(48ページ下から3行目) |
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『分子生物学』 1963年 編集者代表 小谷正雄 | |
語釈: | 〔名〕(Fは、fertilityの略)大腸菌の性決定因子。性因子ともいう。染色体とは別に、細胞質に含まれる自己増殖性のエピソームの一種で、実体は小形の環状DNA。F因子をもつ雄菌(F+菌)は、因子をもたない雌菌(F-菌)と接合を起こし、雄菌から雌菌へ染色体やF因子がもち込まれて、雌菌が雄菌に変化する性転換の現象が見られる。(cf.旺文社 生物事典「F因子」) |
コメント:項目が載っていないようなので。
編集部:第2版では、立項されませんでした。
著書・作品名:分子生物学
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1963年
著者・作者:編集者代表 小谷正雄
掲載ページなど:分子生物学 昭和38年4月25日初版発行 昭和38年6月15日再版発行 48ページ17行目、48ページ下から3行目
発行元:朝倉書店