日国友の会



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いちいでんしいちこうそせつ【一遺伝子一酵素説】

読者カード 項目 2024年04月21日 公開

2023年03月17日 ubiAさん投稿

用例:このいわゆる1遺伝子・1酵素説はその後いくつかの批判にもかかわらず多くの実験により裏づけられ〔第1編・3・1・1〈由良隆・渡辺格〉〕(122ページ20行目)さらに直接的に1遺伝子・1酵素説を支持する事実として〔第1編・3・1・1〈由良隆・渡辺格〉〕(122ページ26行目)
『分子生物学』 1963年 編集者代表 小谷正雄
語釈:〔名〕1個の遺伝子は1種類の酵素を形成し、それにより代謝を支配して形質を発現するという仮説。ビードルとテータムは,アカパンカビの栄養要求性突然変異やショウジョウバエの眼色についての遺伝生化学の業績から、1945年この仮説を提唱。突然変異型はその酵素の形成能力を失ったものをいう。この仮説は、現在でも多くの遺伝子にあてはまるが、遺伝子は酵素に限らずタンパク質を形成し、1種類のタンパク質が2種類以上のポリペプチド鎖でできている場合もあるので、1個の遺伝子は1種類のポリペプチド鎖を形成するという一遺伝子一ポリペプチド説に発展した。(旺文社 生物事典「一遺伝子一酵素説」)<br>

コメント:投稿例(1965)よりもさかのぼります。

編集部:2022年11月23日付けで、川喜田愛郎『ウイルスの世界』(1965)の例をご紹介いただいていますが2年さかのぼります。

著書・作品名:分子生物学

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1963年

著者・作者:編集者代表 小谷正雄

掲載ページなど:122ページ20行目、122ページ26行目〔『分子生物学』、昭和38年4月25日初版発行 昭和38年6月15日再版発行〕

発行元:朝倉書店