ファンファーレ
読者カード 用例 2024年04月26日 公開
用例: | ファンファーレとともに、暗やみの中から合唱隊の無數の豆電氣が、 |
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『「別れもたのし」の祭典―閉会式』 1964年 三島由紀夫 | |
語釈: | 〔名〕(ドイツ Fanfare)祝典・軍隊の儀礼などの進行合図に用いられる、トランペットやホルンなどの金管楽器による短いはなやかな曲。一般に三和音の音だけを用い、五度で終止する。 |
コメント:辞書類からの投稿例(1943)以外の文例(1966)よりもさかのぼるので。投稿例(1966)の編集部コメント「1964年の東京オリンピックあたりから、一般的に使われるようになったような気がします。」にある、東京オリンピックに関する使用例です。文末に「<初出>報知新聞・昭和三十九年十月二十五日」とあります。
編集部:2004年6月19日付けで、古書人さんにご紹介いただいている、荒川惣兵衛『外来語概説』(1943)の語句例が早いのですが、文章例としては、2004年5月9日付けで、末広鉄男さんにご紹介いただいている菊村到『男と女の河』(1966)の例よりも2年さかのぼります。
著書・作品名:「別れもたのし」の祭典―閉会式
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1964年
著者・作者:三島由紀夫
掲載ページなど:368ページ本文13行目〔『三島由紀夫全集 第三十一卷』、昭和五十年十一月二十五日発行 昭和五十五年七月二十日三刷〕
発行元:新潮社