日国友の会



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まつやまかがみ【松山鏡】

読者カード 用例 2024年04月29日 公開

2023年03月26日 ubiAさん投稿

用例:黑船がやつてくるまでは、「松山鏡」の話ではないが、日本人は、いはば鏡のない國に住んでゐて、自分の顏も滿更ぢやあるまい、とおぼろげながら信じてゐた。
『お茶漬ナショナリズム アメリカ風の美女』 1966年 三島由紀夫
語釈:【一】〔名〕昔話。(1)鏡を知らないことを趣向とする笑話。親爺が上方見物に行って鏡を見、父親がいると思って買って帰るが、娘が見て、若い女を連れて来たと思う筋の話。

コメント:第二版には用例が載っていないので。【一】(1)の例といえるでしょうか。文末に「<初出>文藝春秋・昭和四十一年四月」とあります。

編集部:第2版では、用例が入りませんでした。

著書・作品名:お茶漬ナショナリズム アメリカ風の美女

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1966年

著者・作者:三島由紀夫

掲載ページなど:287ページ本文2行目〔『三島由紀夫全集 第三十二卷』、昭和五十年十二月二十五日発行〕

発行元:新潮社