へんぽん【翩翻】
読者カード 用例 2024年04月29日 公開
用例: | 入港してきた巨大な貨物船の船尾に、へんぽんとひるがへつてゐた日の丸である。 |
---|---|
『お茶漬ナショナリズム 自然な日本人になれ』 1966年 三島由紀夫 | |
語釈: | 〔名〕(形動タリ)旗または鳥などがひるがえること。また、そのさま。へんはん。 |
コメント:第二版の多くの用例より新しいですが、デジタル大辞泉「翩翻」の用例「「―とひるがえる日章旗」」と似た言い回しの例がないので。文末に「<初出>文藝春秋・昭和四十一年四月」とあります。
編集部:第2版では、「翩翻する」のサ変形の用例は3例みえますが、品詞欄にある(形動タリ)の用例は添えられていませんね。
著書・作品名:お茶漬ナショナリズム 自然な日本人になれ
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1966年
著者・作者:三島由紀夫
掲載ページなど:293ページ本文7行目〔『三島由紀夫全集 第三十二卷』、昭和五十年十二月二十五日発行〕
発行元:新潮社