日国友の会



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へんぽん【翩翻】

読者カード 用例 2024年04月29日 公開

2023年03月26日 ubiAさん投稿

用例:入港してきた巨大な貨物船の船尾に、へんぽんとひるがへつてゐた日の丸である。
『お茶漬ナショナリズム 自然な日本人になれ』 1966年 三島由紀夫
語釈:〔名〕(形動タリ)旗または鳥などがひるがえること。また、そのさま。へんはん。

コメント:第二版の多くの用例より新しいですが、デジタル大辞泉「翩翻」の用例「「―とひるがえる日章旗」」と似た言い回しの例がないので。文末に「<初出>文藝春秋・昭和四十一年四月」とあります。

編集部:第2版では、「翩翻する」のサ変形の用例は3例みえますが、品詞欄にある(形動タリ)の用例は添えられていませんね。

著書・作品名:お茶漬ナショナリズム 自然な日本人になれ

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1966年

著者・作者:三島由紀夫

掲載ページなど:293ページ本文7行目〔『三島由紀夫全集 第三十二卷』、昭和五十年十二月二十五日発行〕

発行元:新潮社