ムサカ
読者カード 項目 2024年04月29日 公開
用例: | たとへばギリシャ人が、ムーサカを喰べないでゐたら發狂してしまふ、といふほどのことはなささうである。 |
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『お茶漬ナショナリズム 自然な日本人になれ』 1966年 三島由紀夫 | |
語釈: | 〔名〕(ギリシア mousaka)ギリシャ・トルコ・バルカン一帯で食べられる挽(ひ)き肉と野菜の重ね焼き。(デジタル大辞泉「ムサカ」) |
コメント:投稿例(1982)よりもさかのぼります。「ムーサカ」傍点がついています。表記がやや異なる例です。文末に「<初出>文藝春秋・昭和四十一年四月」とあります。
編集部:2008年4月29日付けで、末広鉄男さんに、大藪春彦『獣たちの黙示録 第一部上』(1982)の例をご紹介いただいていますが、さらに、16年さかのぼります。
著書・作品名:お茶漬ナショナリズム 自然な日本人になれ
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1966年
著者・作者:三島由紀夫
掲載ページなど:294ページ本文1行目〔『三島由紀夫全集 第三十二卷』、昭和五十年十二月二十五日発行〕
発行元:新潮社