いひひ
読者カード 用例 2024年04月30日 公開
用例: | 婆あは、イヒヒヒといふ笑ひ方をして、上目づかひに私を見つめてうなづいた。(404ページ本文19行目)いはゆる惡運が强い人だ。イヒヒ(405ページ本文7行目) |
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『夜の占』 1951年 三島由紀夫 | |
語釈: | 〔感動〕ごまかし、気まずさ、恥じらい、いやらしさなどを含んで笑う声。 |
コメント:第二版の用例(1809~13)より新しいですが、一例しかないので、とりあえず。文末に「<初出>婦人公論・昭和二十六年一月」とあります。
編集部:第2版では、滑稽本『浮世風呂』(1809-13)の例が引かれていますね。
著書・作品名:夜の占
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1951年
著者・作者:三島由紀夫
掲載ページなど:404ページ本文19行目、405ページ本文7行目〔『三島由紀夫全集 第二十五卷』、昭和五十年五月二十五日発行〕
発行元:新潮社