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しんこうげいじゅつは【新興芸術派】

読者カード 用例 2024年05月03日 公開

2023年04月01日 ubiAさん投稿

用例:新興藝術派時代のあさはかな感覺主義よりも、
『「新人特集」の皮相な新しがり』 1952年 三島由紀夫
語釈:〔名〕昭和三年(一九二八)六月「誰だ? 花園を荒す者は!」を書いた中村武羅夫(むらお)を中心に、反マルクス主義の芸術を標榜(ひょうぼう)して集まった文学運動の一派。川端康成、嘉村礒多、龍胆寺雄をはじめ、舟橋聖一、今日出海、阿部知二、小林秀雄、神西清、堀辰雄、深田久彌、吉行エイスケらも加わった。昭和四、五年にわたりプロレタリア文学に対して、モダニズム、新社会派などの文学を唱えた。

コメント:辞書類からの投稿例(1931)よりも新しいですが、文例がないので。文末に「<初出>サンデー毎日・昭和二十七年十二月十四日」とあります。

編集部:2008年9月5日付けで、末広鉄男さんに、『日本家庭大百科事彙第四巻』(1931)の例をご紹介いただいていますね。

著書・作品名:「新人特集」の皮相な新しがり

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1952年

著者・作者:三島由紀夫

掲載ページなど:157ページ本文5行目〔『三島由紀夫全集 第二十六卷』、昭和五十年六月二十五日発行〕

発行元:新潮社