はたしんごう【旗信号】
読者カード 用例 2024年05月03日 公開
用例: | 私はこの間、必要があつて、航海の旗信號を硏究した。Wの旗と、Aの旗と、Yの旗。濃紺や赤や黄に彩られたこれら三枚の旗を私は心の中で殿下のお船に向つて揚げる。 |
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『愉しき御航海を―皇太子殿下へ』 1953年 三島由紀夫 | |
語釈: | 〔名〕旗を用いて送る信号。旗の種類で通信する方法と旗の振り方で通信する方法とがある。 |
コメント:投稿例(1875)よりも新しいですが、一例しかないので。語釈の「旗の種類で通信する方法」の例です。文末に「<初出>未詳・昭和二十八年三月十日」とあります。
編集部:2015年12月11日付けで、古書人さんに、『萬國船舶信号法告諭』(1875)の例をご紹介いただいています。
著書・作品名:愉しき御航海を―皇太子殿下へ
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1953年
著者・作者:三島由紀夫
掲載ページなど:194ページ本文3行目〔『三島由紀夫全集 第二十六卷』、昭和五十年六月二十五日発行〕
発行元:新潮社