きかん【季感】
読者カード 語釈 2024年05月07日 公開
用例: | ここに立つてゐると、植物は季感を失ふのであらう。 |
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『澁谷―暮の東京』 1953年 三島由紀夫 | |
語釈: | 〔名〕「きせつかん(季節感)」に同じ。 |
コメント:この語釈では載っていないようなので。大辞林第四版「季感」には、「俳句で、句に表れている季節季節の情感。また、文章や映像などで表現される季節感。」とあります。文末に「<初出>朝日新聞・昭和二十八年十二月十八日」とあります。
編集部:第2版の語釈は「俳句用語で、句にたたえられている季節の情感」となっています。また、「季節感」の語釈は「その季節らしいと感じさせること」となっていますね。
著書・作品名:澁谷―暮の東京
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1953年
著者・作者:三島由紀夫
掲載ページなど:345ページ本文1行目〔『三島由紀夫全集 第二十六卷』、昭和五十年六月二十五日発行〕
発行元:新潮社