クルーカット
読者カード 項目 2024年05月07日 公開
用例: | 相當な近眼のくせに眼鏡をかけないのは、インテリくさく見えるのがいやだからで、頭の船員刈(クルウ・カツト)も同じ理由から來てゐる。もつともクルウ・カットのはうは、 |
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『私の顏』 1954年 三島由紀夫 | |
語釈: | 〔名〕「ジーアイがり(GI刈)」に同じ。 |
コメント:項目が載っていないようなので。ルビと本文との例です。デジタル大辞泉「クルーカット」には、「短い角刈りのヘアスタイルのこと。GIカット。」とあります。文末に「<初出>サンケイカメラ・昭和二十九年十月」とあります。
編集部:第2版では、立項されませんでした。ちなみに、「GI刈り」の語釈は「男子の髪の刈り方の一つ。上部を平らに刈り、左右および後部を短くしたもので、昭和二五年(一九五〇)に起こった朝鮮戦争の際に、戦線の米兵たちの間で流行しはじめたもの。GIカット」となっています。
著書・作品名:私の顏
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1954年
著者・作者:三島由紀夫
掲載ページなど:466ページ本文14行目、467ページ本文1行目〔『三島由紀夫全集 第二十六卷』、昭和五十年六月二十五日発行〕
発行元:新潮社