ミュージックコンクレート
読者カード 用例 2024年05月08日 公開
用例: | ミュージック・コンクレートといふのは、つまり樂譜のない音樂、樂譜といふものを通さないで、樂譜による解釋の餘地をのこさないで、音そのものによつて構成された音樂といふ意味ださうである。 |
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『「ボクシング」について』 1954年 三島由紀夫 | |
語釈: | 〔名〕(フランス musique concrète)外界に存在する音を任意に録音し、それを電子音響機器によって加工・構成して定着した音楽。その最初の試みは一九四八年フランスで行なわれた。「具体音楽」とも訳される。 |
コメント:投稿例(1954)と同じ年ですが、とりあえず。文末に「<初出>婦人公論・昭和二十九年十一月」とあります。
編集部:2006年6月28日付けで、nanyakayaさんに、『音楽芸術』1954年3月号の記事の例(木村重雄『ミュージック・コンクレート』)をご紹介いただいていますね。
著書・作品名:「ボクシング」について
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1954年
著者・作者:三島由紀夫
掲載ページなど:499ページ本文2行目〔『三島由紀夫全集 第二十六卷』、昭和五十年六月二十五日発行〕
発行元:新潮社