デルタかんすう【ー関数】
読者カード 用例 2024年05月15日 公開
用例: | 但し彼らは陽子中性子の相互作用にδ関数の形のポテンシャルが現れるというので、それをとりのぞくために多少キタナイことをするらしいですが、貴兄のはδ関数がうまく消えるので大へんいいということです。 |
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『湯川秀樹・坂田昌一・武谷三男宛朝永振一郎書簡-一九三八年五月三日』 1938年5月3日 朝永振一郎 | |
語釈: | 〔名〕理論物理学研究上の必要から、ディラックが導入した数学的対象δ(x) のこと。関数に類似しているのでその名がある。次の四条件によって定義される。δ(0)=∞δ(x)=0(xキ0) 全直線上での定積分は1に等しい。それと複素数値関数φ(x) との積の全直線上での定積分はφ(0) に等しい。 |
コメント:第二版には用例が載っていないので。
編集部:第2版では、用例が入りませんでした。
著書・作品名:湯川秀樹・坂田昌一・武谷三男宛朝永振一郎書簡-一九三八年五月三日
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1938年5月3日
著者・作者:朝永振一郎
掲載ページなど:225ページ本文6、7行目〔『朝永振一郎著作集 別巻2 日記・書簡』、1985年7月8日 発行〕
発行元:みすず書房