ラジウムエマナチオン
読者カード 用例 2024年05月20日 公開
用例: | ところでこのラジウムの原子は、α、γの二種の放射線を出して、ラドン(ラジウム・エマナチオン)にかわる。このラドンの原子は、α線を出して、ラジウムAという別の元素の原子にかわる。この原子がまたα線を出して、ラジウムBの原子になり、以下C、C’を経て、鉛の同位元素であるラジウムDにかわる。〔九〕 |
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『科学の方法』 1958年 中谷宇吉郎 | |
語釈: | 〔名〕(ドイツ Radiumemanation)ラドンの同位体の一つ。質量数二二二。ラジウム二二六の崩壊で生じる。 |
コメント:第二版には用例が載っておらず、投稿例(1915)よりも新しいですが、一例しかないので、とりあえず。
編集部:2006年4月12日付けで、古書人さんに、『治療薬報』(第122号、1915.07.20)の例をご紹介いただいています。
著書・作品名:科学の方法
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1958年
著者・作者:中谷宇吉郎
掲載ページなど:183ページ本文11行目〔『科学の方法』岩波新書(青版)313、昭和33年6月17日 第1刷発行〕
発行元:岩波書店