さんたいうんどう【三体運動】
読者カード 項目 2024年05月23日 公開
用例: | 三つの天体間に、互いに万有引力が働いている場合の運動となると、これは昔から三体運動と呼ばれて、解けない問題になっている。ただ一つの星の影響が、ごく弱いときは、二体問題に補正項が加わるという形で、近似的に解ける。前にいった海王星の発見なども、この近似解をかさねていってできたのである。三体問題でさえ解けないのであるから、四つ、五つとなったら、とうてい解けない。〔九〕 |
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『科学の方法』 1958年 中谷宇吉郎 | |
語釈: | 〔名〕天体力学の一分野。三個の物体が、万有引力で引き合っている場合の運動。→三体問題。 |
コメント:この語釈では載っていないようなので。「三体問題」に同じといえるでしょうか。三体問題の語釈にある「三個の物体が、万有引力で引き合っている場合の運動」の語釈がまずあって、「三体問題」に同じという語釈があるほうがいいでしょうか。
編集部:第2版では、この語形では立項されませんでした。
著書・作品名:科学の方法
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1958年
著者・作者:中谷宇吉郎
掲載ページなど:187ページ本文12行目〔『科学の方法』岩波新書(青版)313、昭和33年6月17日 第1刷発行〕
発行元:岩波書店