日国友の会

きたいぶんしろん【気体分子論】

読者カード 項目 2024年05月23日 公開

2023年04月23日 ubiAさん投稿

用例:しかし気体分子論のように、気体を何億何兆という硬い小球が集ったものと見る場合は、またこれを解くことができるのである。〔九〕
『科学の方法』 1958年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕「きたいぶんしうんどうろん(気体分子運動論)」に同じ。

コメント:項目が載っていないようなので。

編集部:第2版では、この語形では立項されませんでした。ちなみに、「気体分子運動論」の語釈は「気体の圧力などの熱力学的な性質を、気体分子の平均的な運動状態から統計力学的に説明する理論体系。気体を空間のあらゆる方向に、独立に、自由に運動する多くの分子から成るものとして統計的に扱い、力学的、熱力学的な物理的諸量を統一的に説明する。ドイツのクラウジウス、イギリスのマックスウェル、オーストリアのボルツマンらによって基礎が確立された」となっています。

著書・作品名:科学の方法

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1958年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:188ページ本文2行目〔『科学の方法』岩波新書(青版)313、昭和33年6月17日 第1刷発行〕

発行元:岩波書店