日国友の会

はくどう【拍動】

読者カード 用例 2024年05月31日 公開

2023年05月01日 ubiAさん投稿

用例:動物の心臓は一定のリズムで生ある限り拍動をつづける。〔Ⅵ細胞は話しあう〕
『試験管のなかの生命』 1976年 岡田節人
語釈:〔名〕臓器の律動的な収縮運動。周期的な現象が多い。主に内臓筋など自働性をもつ臓器に見られる。心臓拍動など。

コメント:投稿例(1944、搏動)(1964、搏動)よりも新しいですが、「搏動」は別項目で、「拍動」としては例がないので。投稿例(1944、搏動)の編集部コメントに「もともとは「搏動」で、脈打つという意味が本来だったのが、臓器の収縮運動をも表すようになり「拍動」とも書くようになったものでしょうか。「搏動」「拍動」は別項になっていますが、さらに両語の用例を集めてその関係を見極め、統合した方がよいかも知れません。」とあり、デジタル大辞泉では、「はく‐どう【×搏動/拍動】」となっています。

編集部:とりあえず、「拍動」の例としては初めての用例ということになりますね。

著書・作品名:試験管のなかの生命

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1976年

著者・作者:岡田節人

掲載ページなど:147ページ本文2行目〔『試験管のなかの生命』岩波新書(青版)958、1976年3月30日 第1刷発行〕

発行元:岩波書店