きどううんどう【軌道運動】
読者カード 項目 2024年06月04日 公開
用例: | 地球が太陽に落ち込まず、月も地球へ落ちて來ないのは、萬有引力と軌道運動から來る遠心力とが、釣り合つてゐるからである。 |
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『宇宙旅行の科學』 1953年 中谷宇吉郎 | |
語釈: | 〔名〕物体が重力などの力を受け、ある軌道を描いて運動すること。太陽の周囲をまわる惑星、地球の周囲を周る月や人工衛星の運動を指す。地球と人工衛星のように、一方の物体の質量および空気抵抗を無視できるとき、地表上空のある点から物体を水平に発射すると、初速度が速くなるにつれて、その軌道は円軌道、楕円軌道、放物線軌道、双曲線軌道になる。(デジタル大辞泉「軌道運動」) |
コメント:項目が載っていないようなので。初出「『文藝春秋』第三十一巻十一号」(昭和二十八(一九五三)年八月一日発行)と「中谷宇吉郎集第七巻(岩波書店)後記」にあります。
編集部:第2版では、立項されませんでした。
著書・作品名:宇宙旅行の科學
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1953年
著者・作者:中谷宇吉郎
掲載ページなど:77ページ本文2行目〔『知られざるアメリカ』、昭和三十年五月二十五日 初版 昭和三十年六月三十日 再版〕
発行元:文藝春秋新社