日国友の会

きどううんどう【軌道運動】

読者カード 項目 2024年06月04日 公開

2023年05月07日 ubiAさん投稿

用例:地球が太陽に落ち込まず、月も地球へ落ちて來ないのは、萬有引力と軌道運動から來る遠心力とが、釣り合つてゐるからである。
『宇宙旅行の科學』 1953年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕物体が重力などの力を受け、ある軌道を描いて運動すること。太陽の周囲をまわる惑星、地球の周囲を周る月や人工衛星の運動を指す。地球と人工衛星のように、一方の物体の質量および空気抵抗を無視できるとき、地表上空のある点から物体を水平に発射すると、初速度が速くなるにつれて、その軌道は円軌道、楕円軌道、放物線軌道、双曲線軌道になる。(デジタル大辞泉「軌道運動」)

コメント:項目が載っていないようなので。初出「『文藝春秋』第三十一巻十一号」(昭和二十八(一九五三)年八月一日発行)と「中谷宇吉郎集第七巻(岩波書店)後記」にあります。

編集部:第2版では、立項されませんでした。

著書・作品名:宇宙旅行の科學

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1953年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:77ページ本文2行目〔『知られざるアメリカ』、昭和三十年五月二十五日 初版  昭和三十年六月三十日 再版〕

発行元:文藝春秋新社