日国友の会

じんこうえいせい【人工衛星】

読者カード 用例 2024年06月04日 公開

2023年05月09日 ubiAさん投稿

用例:人工重力をつくるといつても、何もむつかしいことはない。このドーナツをゆつくり廻轉させてやればよいのである。卽ちこの人工衞星も自轉をするわけである。
『宇宙旅行の科學』 1953年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕地球から打ち上げられ、地球のまわりを公転する物体。一九五七年、ソ連が打ち上げたスプートニク一号が世界最初。目的や用途によって、科学衛星、通信衛星、気象衛星、放送衛星、軍事衛星などと呼ぶ。

コメント:投稿例(1955)よりもさかのぼります。初出「『文藝春秋』第三十一巻十一号」(昭和二十八(一九五三)年八月一日発行)と「中谷宇吉郎集第七巻(岩波書店)後記」にあります。

編集部:2004年6月10日付けで、末広鉄男さんに、原田三夫『宇宙旅行』(1955)の例をご紹介いただいていますが、さらに、2年さかのぼります。

著書・作品名:宇宙旅行の科學

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1953年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:81ページ本文8行目〔『知られざるアメリカ』、昭和三十年五月二十五日 初版  昭和三十年六月三十日 再版〕

発行元:文藝春秋新社