コリオリかそくど【ー加速度】
読者カード 項目 2024年06月05日 公開
用例: | 唯遠心力は重力とちがつて、內部で運動をするものにとつては、コリオリス加速度といふものを生ずる。 |
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『宇宙旅行の科學』 1953年 中谷宇吉郎 | |
語釈: | 〔名〕(コリオリはフランスの数学者物gaspard G. Coriolis)理学で、コリオリの力による偏向または加速をいう。 |
コメント:項目が載っていないようなので。「コリオリの力」に同じといえるでしょうか。初出「『文藝春秋』第三十一巻十一号」(昭和二十八(一九五三)年八月一日発行)と「中谷宇吉郎集第七巻(岩波書店)後記」にあります。
編集部:第2版では、立項されませんでした。ちなみに、「コリオリの力」の語釈は「回転座標系の中で運動する物体に現われる、遠心力とは別の見かけの力。一定の角速度ωで回転する座標系の中で、質量mの物体が速度υで運動している時、大きさ2mωυ で物体の運動方向に垂直な力。運動方向を変えるので転向力ともいう」となっています。
著書・作品名:宇宙旅行の科學
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1953年
著者・作者:中谷宇吉郎
掲載ページなど:81ページ本文11行目〔『知られざるアメリカ』、昭和三十年五月二十五日 初版 昭和三十年六月三十日 再版〕
発行元:文藝春秋新社