どうかさよう【同化作用】
読者カード 用例 2024年06月05日 公開
用例: | この炭酸瓦斯は、植物の同化作用によつて、再び酸素と炭素とにわかれる。 |
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『宇宙旅行の科學』 1953年 中谷宇吉郎 | |
語釈: | 〔名〕(2)生物体の物質代謝のうち、体内の基物質の化学的な複雑性を増加させる作用。エネルギー源として体外から取り入れた物質に化学変化を加えたのち、生物の生活に必要な化学構造物に作りかえること。また、緑色植物の光合成のように無機物である水と二酸化炭素から、有機物を合成することもいう。同化。←→異化作用(1)。 |
コメント:第二版では辞書類(1884)のみで、文例が載っていないので。初出「『文藝春秋』第三十一巻十一号」(昭和二十八(一九五三)年八月一日発行)と「中谷宇吉郎集第七巻(岩波書店)後記」にあります。
編集部:2022年9月18日付けで、 江上不二夫(編)『生命の起原と生化学』(1956)の例をご紹介いただいていますが、さらに、3年さかのぼります。
著書・作品名:宇宙旅行の科學
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1953年
著者・作者:中谷宇吉郎
掲載ページなど:86ページ本文8行目〔『知られざるアメリカ』、昭和三十年五月二十五日 初版 昭和三十年六月三十日 再版〕
発行元:文藝春秋新社