日国友の会

ぜつえんざいりょう【絶縁材料】

読者カード 用例 2024年06月05日 公開

2023年05月10日 ubiAさん投稿

用例:熱の絕緣材料で、機體內部をおほひ、
『宇宙旅行の科學』 1953年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕電気や熱の伝導を絶つために用いられる絶縁体。電気の絶縁には磁器・雲母・パラフィン・プラスチック・空気・油・ガラスなどが用いられたが、現在では塩化ビニル・ポリエチレン・テフロンなどの合成樹脂系材料が多く用いられる。また、熱の絶縁には石綿・セラミック繊維・グラスウール・珪藻土などが用いられる。

コメント:第二版では辞書類(1893)のみで、文例が載っていないので。初出「『文藝春秋』第三十一巻十一号」(昭和二十八(一九五三)年八月一日発行)と「中谷宇吉郎集第七巻(岩波書店)後記」にあります。

編集部:第2版では、伊藤潔『電気訳語集』(1893)の例が添えられていますね。

著書・作品名:宇宙旅行の科學

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1953年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:89ページ本文6行目〔『知られざるアメリカ』、昭和三十年五月二十五日 初版  昭和三十年六月三十日 再版〕

発行元:文藝春秋新社