ジョンストンとう【ー島】
読者カード 項目 2024年06月05日 公開
用例: | 一例として太平洋上の孤島、ジョンストン島が、基地としての條件を備へてゐる。 |
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『宇宙旅行の科學』 1953年 中谷宇吉郎 | |
語釈: | (ジョンストンはJohnston、発見者の名にちなむ)太平洋のほぼ中部、ハワイのホノルルの西南西1130キロメートルにある島。周囲25キロメートルの環礁の中にサンドSand島とジョンストン島がある。1807年イギリスの軍艦コーンウォリスの艦長ジョンストンが発見、58年アメリカに併合され、グアノ(鳥糞石 (ちょうふんせき) )の産出で重要視された。1934年以後アメリカ海軍基地、48年からは航空基地となる。現在ミクロネシア航空が就航。1958年アメリカの超高空核実験がこの島の上空で行われた。(日本大百科全書(ニッポニカ)「ジョンストン島」) |
コメント:投稿例(1978)よりもさかのぼります。初出「『文藝春秋』第三十一巻十一号」(昭和二十八(一九五三)年八月一日発行)と「中谷宇吉郎集第七巻(岩波書店)後記」にあります。
編集部:2016年1月10日付けで、古書人さんに、高部義信『アメリカ新語辞典』(1978)の例をご紹介いただいていますが、さらに、25年さかのぼります。
著書・作品名:宇宙旅行の科學
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1953年
著者・作者:中谷宇吉郎
掲載ページなど:90ページ本文11行目〔『知られざるアメリカ』、昭和三十年五月二十五日 初版 昭和三十年六月三十日 再版〕
発行元:文藝春秋新社