日国友の会

ヒドラジン

読者カード 用例 2024年06月05日 公開

2023年05月11日 ubiAさん投稿

用例:とくに燃料のヒドラジンは、現在のところ需要が少ないので、大量生産がされてゐない。
『宇宙旅行の科學』 1953年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕(英 hydrazine)空気中で発煙する無色の液体。化学式はNH2NH2 不安定で、アンモニア、窒素、水素に分解しやすい。有毒。還元剤、ロケット燃料に用いる。

コメント:第二版には用例が載っておらず、投稿例(1904)よりも新しいですが、一例しかなく、語釈にある「ロケット燃料に用いる」ことがわかるので。初出「『文藝春秋』第三十一巻十一号」(昭和二十八(一九五三)年八月一日発行)と「中谷宇吉郎集第七巻(岩波書店)後記」にあります。

編集部:2005年7月26日付けで、古書人さんに、曲淵景章『亞氏化学 上編 無機之部』 (1904)の例をご紹介いただいています。

著書・作品名:宇宙旅行の科學

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1953年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:90ページ本文13行目〔『知られざるアメリカ』、昭和三十年五月二十五日 初版 昭和三十年六月三十日 再版〕 

発行元:文藝春秋新社