日国友の会

こうくういがく【航空医学】

読者カード 用例 2024年06月05日 公開

2023年05月11日 ubiAさん投稿

用例:重力のない世界で、人類が生きてゐるのに、差しつかへないかといふ點も、研究を要する。〈略〉この硏究は、航空醫學の方面で、かなりよく進められてゐて、
『宇宙旅行の科學』 1953年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕航空機の発達に伴って起こる、操縦士などの搭乗員への身体的および精神的影響を明らかにし、その対策について研究する医学。今日では、宇宙医学を含め、航空宇宙医学と称することが多い。

コメント:第二版には用例が載っておらず、投稿例(1944)よりも新しいですが、一例しかないので、とりあえず。初出「『文藝春秋』第三十一巻十一号」(昭和二十八(一九五三)年八月一日発行)と「中谷宇吉郎集第七巻(岩波書店)後記」にあります。

編集部:2005年2月10日付けで、末広鉄男さんに、河上寿男『錬成スキーと雪・冬山』(1944)の例をご紹介いただいていますね。

著書・作品名:宇宙旅行の科學

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1953年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:91ページ本文12行目〔『知られざるアメリカ』、昭和三十年五月二十五日 初版 昭和三十年六月三十日 再版〕

発行元:文藝春秋新社