日国友の会

せっこつ【脊骨】

読者カード 語釈 2024年06月08日 公開

2023年05月13日 ubiAさん投稿

用例:一流の科學者たちの挺身的な熱意が、この事業に一つの脊骨を與へてゐた。
『科學と國境』 1954年 中谷宇吉郎
語釈:(比喩的に)物事を成り立たせている考え方。バックボーン。(デジタル大辞泉「背骨2」)

コメント:この語釈では載っていないようなので。初出「『文藝春秋』第三十二巻十八号」(昭和二十九(一九五四)年十二月一日発行)と「中谷宇吉郎集第七巻(岩波書店)後記」にあります。

編集部:第2版の語釈は、〈「せきつい(脊椎)」に同じ〉とのみありますね。

著書・作品名:科學と國境

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1954年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:15ページ本文3行目〔『知られざるアメリカ』、昭和三十年五月二十五日 初版 昭和三十年六月三十日 再版〕

発行元:文藝春秋新社