日国友の会

えんき【塩基】

読者カード 用例 2024年06月16日 公開

2023年05月23日 ubiAさん投稿

用例:アミノ酸〈略〉アミノ基(-NH2)と酸根(-COOH)をもち、强度の酸性溶液中ではアミノ基が鹽基としてはらたく。
『科學用語辭典』 1951年 矢島祐利・石田周三(編)
語釈:〔名〕一般に水溶液中で解離して水酸イオンを出し、酸と中和して塩を生じる物質をいう。アルカリ金属およびカルシウム、バリウムなどの塩基の水溶液はアルカリ性を示す。アンモニアは、みずから水酸イオンを出さないが、酸と反応して塩を生じるので塩基である。

コメント:第二版では辞書類(1872)のみで、文例が載っていないので。

編集部:第2版では、奥山虎章『医語類聚』(1872)の例が添えられていますね。

著書・作品名:科學用語辭典

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1951年

著者・作者:矢島祐利・石田周三(編)

掲載ページなど:4ページ左列26行目〔『科學用語辭典』アテネ文庫153、昭和二六年五月二〇日 發行(国立国会図書館デジタルコレクション)〕   

発行元:弘文堂