日国友の会

こびぜん【古備前】

読者カード 用例 2024年06月20日 公開

2023年05月25日 ubiAさん投稿

用例:最初に頭に浮んだのは、古備前(コビゼン)の徳利の色であった。
『黒い月の世界』 1957年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕(2)鎌倉時代から桃山時代にかけての備前焼。室町時代末期までは瓶、壺などが作られていたが、以後、田土を使い、水指、建水(けんすい)、花生(はないけ)などの茶器や徳利が焼かれ、火襷(ひだすき)などの変化のあるものも作られた。

コメント:第二版には用例が載っていないので。初出「『文藝春秋』第三十五巻第八号」(昭和三十二(一九五七)年八月一日発行)と「中谷宇吉郎集第八巻(岩波書店)後記」にあります。

編集部:第2版では、用例を添えることができませんでした。

著書・作品名:黒い月の世界

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1957年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:23ページ9行目〔『黒い月の世界』、昭和三十三年七月五日発行〕

発行元:東京創元社