チューブ
読者カード 用例 2024年06月21日 公開
用例: | 内部は空洞(チューブ)になる。チューブとはいうが、立って悠々と歩けるくらいのものが珍しくなく、 |
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『黒い月の世界』 1957年 中谷宇吉郎 | |
語釈: | 〔名〕(英 tube)(4)筒状のもの。サーフィンでいう、波のトンネルなど。 |
コメント:第二版には用例が載っていないので。ルビでの例です。ランダムハウス英和大辞典「tube 11」 に「((米サーファー俗)) チューブ,パイプ:崩れる波の下にできるパイプ状の空洞」とあるので、別語釈にしなければ「チューブ 4」に相当するでしょうか。初出「『文藝春秋』第三十五巻第八号」(昭和三十二(一九五七)年八月一日発行)と「中谷宇吉郎集第八巻(岩波書店)後記」にあります。
編集部:中空、内部が空洞と言っても、少なくとも人が通れるぐらいの大きさがあるとなれば、いちおう、ご指示のように4の意味が近いと思われますが、なお、用例をさらに集めた上で語釈を検討したいところです。
著書・作品名:黒い月の世界
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1957年
著者・作者:中谷宇吉郎
掲載ページなど:28ページ本文4行目〔『黒い月の世界』、昭和三十三年七月五日発行〕
発行元:東京創元社