日国友の会

ひかぎゃくてき【非可逆的】

読者カード 項目 2024年06月26日 公開

2023年05月30日 ubiAさん投稿

用例:この地紋の成因として、従来は、土の凍結と融解とがくり返されるところでは、凍上と融下とが、非可逆的に礫を動かすためと考えられていた。(62ページ本文13行目)
『白い月の世界』 1957年 中谷宇吉郎
語釈:〔形動〕「ふかぎゃくてき(不可逆的)」に同じ。

コメント:項目が載っていないようなので。初出「『文藝春秋』第三十五巻第十一号」(昭和三十二(一九五七)年十一月一日発行)と「中谷宇吉郎集第八巻(岩波書店)後記」にあります。

編集部:第2版では、この語形では立項されませんでした。ちなみに、「不可逆的」の語釈は「再びもとの状態にもどらなきいさま」となっています。

著書・作品名:白い月の世界

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1957年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:62ページ本文14行目〔『黒い月の世界』、昭和三十三年七月五日発行〕

発行元:東京創元社