日国友の会

クレバス

読者カード 用例 2024年06月29日 公開

2023年05月31日 ubiAさん投稿

用例:一人はクレヴァスに落ちたので、このほうは遺体が収容できた。
『白い月の世界』 1957年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕(フランス・英 crevasse)《クレパス》氷河、雪渓などの深い割れ目。

コメント:第二版の辞書類(1931、クレバス)、文例の投稿例(1937、クレバス)よりも新しいですが、「クレヴァス」表記の例がないので。初出「『文藝春秋』第三十五巻第十一号」(昭和三十二(一九五七)年十一月一日発行)と「中谷宇吉郎集第八巻(岩波書店)後記」にあります。

編集部:「クレヴァス」という異形もあるわけですね。

著書・作品名:白い月の世界

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1957年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:67ページ本文4行目〔『黒い月の世界』、昭和三十三年七月五日発行〕

発行元:東京創元社