日国友の会

エスキモーけん【ー犬】

読者カード 用例 2024年07月03日 公開

2023年06月04日 ubiAさん投稿

用例:飼っているエスキモー犬が、白熊の後ろから吠えかかった。
『極北の神秘・氷島』 1960年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕イヌの一品種。北極圏のエスキモーが飼っている橇(そり)犬で、品種登録はされていない。中形で、体毛が比較的長く、耐寒性が強い。力は強く、橇をひかせるほか、狩猟犬ともされる。エスキモーいぬ。

コメント:第二版には用例が載っておらず、投稿例(1925)よりも新しいですが、一例しかないので、とりあえず。初出「『文藝春秋』第三十八巻第四号」(昭和三十五(一九六〇)年四月一日発行)と「中谷宇吉郎集第八巻(岩波書店)後記」にあります。

編集部:2007年5月13日付けで、古書人さんに、柳川福一『受験参考答案式 動物学粋』(1925)の例をご紹介いただいていますね。

著書・作品名:極北の神秘・氷島

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1960年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:31ページ上段本文13行目〔『極北の氷の下の町』、昭和四十一年七月一日発行〕

発行元:暮しの手帖社