ねんせいけいすう【粘性係数】
読者カード 項目 2024年07月04日 公開
用例: | そして物理学では、その硬さをあらわすのに、粘性係数という量を用いている。 |
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『極北の神秘・氷島』 1960年 中谷宇吉郎 | |
語釈: | 〔名〕「ねんせいりつ(粘性率)」に同じ。 |
コメント:投稿例(1965)よりもさかのぼります。デジタル大辞泉「粘性係数」は、「⇒粘性率」となっています。初出「『文藝春秋』第三十八巻第四号」(昭和三十五(一九六〇)年四月一日発行)と「中谷宇吉郎集第八巻(岩波書店)後記」にあります。
編集部:2015年4月5日付けで、古書人さんに、西野治『電気通信学会大学講座 工業電子計測』(1965)の例をご紹介いただいていますが、さらに、5年さかのぼります。ちなみに、「粘性率」の語釈は「流体の粘性の度合を表わす語。流れに垂直な方向への速度の大きさの勾配で、応力の大きさを割ったもの。ふつう気体では温度が上がると大きくなり、液体では反対に温度が上がると小さくなる。単位はポアズ。粘度」となっています。
著書・作品名:極北の神秘・氷島
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1960年
著者・作者:中谷宇吉郎
掲載ページなど:40ページ下段本文17行目〔『極北の氷の下の町』、昭和四十一年七月一日発行〕
発行元:暮しの手帖社